最近の研究の進展によって大きく変貌した古代史像の代表格は、東ユーラシアの国際的な環境のなかで日本列島の古代史が展開した様子が明らかになってきたことです。「グローバルな世界」は、古代にもあったといえるでしょう。海外交流をめぐるそうした最新の研究状況を紹介しながら、対外的な交流のなかで日本の国家や文化の形が現れてくる姿を、全24講座で総体的・具体的に検証したいと思います。 (講師・記) <講座スケジュール> 1月 高句麗と倭 3月 仏教伝来と飛鳥寺
佐藤 信:(さとう まこと)東京大学名誉教授 1952年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。博士(文学)東京大学。日本古代史専攻。奈良国立文化財研究所、文化庁、聖心女子大学を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2018年定年退職して東京大学名誉教授。2020年まで人間文化研究機構理事。2021年横浜市歴史博物館長、くまもと文学・歴史館長。編著書:『出土史料の古代史』東京大学出版会、2002年。『古代の地方官衙と社会』山川出版社、2007年。『史跡で読む日本の歴史4奈良の都と地方社会』吉川弘文館、2010年。『古代史講義 戦乱篇』(ちくま新書)筑摩書房、2019年など。
<参考図書> ・佐藤信編『日本の時代史4律令国家と天平文化』吉川弘文館、2002年 ・佐藤信編『大学の日本史1古代』山川出版社、2016年 ・佐藤信編『古代史講義』(ちくま新書)筑摩書房、2018年 ・佐藤信『日本古代の歴史6列島の古代』吉川弘文館、2019年
・Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ・教室は変わる場合があります。当日の案内表示をご確認ください。