草g剛さんが初めてシェイクスピアに挑む話題の舞台「ヴェニスの商人」が12月に上演されます。稀代の悪役・シャイロックをどう演じるのか期待が高まります。演出は、第21回読売演劇大賞・最優秀演出家賞に輝き、現代演劇界で最も実力のある演出家の一人である森新太郎さんです。「ヴェニスの商人」の世界をどう描くのでしょうか。 この講座では、本公演をより深く味わい楽しむために、翻訳を手がけこれまでも「ハムレット」「ハムレットQ1」でも森さんと共に作品を創りあげてきた翻訳家の松岡和子さんが、稽古場での様子を交えて、本作品の魅力とみどころを解説します。はじめてシェイクスピア作品をご覧になる方もぜひ、ご参加ください。 ★公演情報★ https://venice-stage.jp/ 日程 【東京】2024年12月6日(金)〜22日(日) 【京都】2024年12月26日(木)〜29日(日) 会場 【東京】日本青年館ホール 【京都】京都劇場
松岡 和子:翻訳家・演劇評論家 翻訳家・演劇評論家・東京医科歯科大学名誉教授。1942年旧満州新京(長春)生まれ。東京女子大学英米文学科卒業。東京大学大学院修士課程修了。専攻は17世紀イギリス演劇。発足当初の現代演劇協会(付属劇団雲)文芸部研究生、『罪と罰』(演出・福田恆存)『黄金の国』(演出・芥川比呂志)の公演には演出助手として参加。1982年東京医科歯科大学(教養部)助教授、1986年から1997年3月まで教授。 主な著書は『ドラマ仕掛けの空間』(創樹社)、『すべての季節のシェイクスピア』(筑摩書房)、河合隼雄氏との対談集『快読シェイクスピア』(ちくま文庫)、『「もの」で読む入門シェイクスピア』(ちくま文庫)、『深読みシェイクスピア』(新潮文庫)など。訳書は『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『クラウド9』など多数。 平成5年より、シェイクスピアの全戯曲の翻訳に取り組み、最後の作品『終わりよければすべてよし』を訳了。坪内逍遥、小田島雄志に次ぎ3人目、女性でははじめての偉業を成し遂げた。2021年度は朝日賞、毎日文化出版賞、菊池寛賞ほかを受賞。そのほか1995年第2回湯浅芳子賞受賞(海外戯曲翻訳部門)。日本シェイクスピア協会会員、国際演劇評論家協会会員。第21期、22期 国語審議会委員。2008年度まで文化庁文化審議会委員。
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