沖縄では、長年の基地集中とその過剰な負担への「本土」の無関心は、沖縄に対する差別の結果だという意識が広まっています。なぜ、そのような意識が生じるのか。そこにはどんな歴史的理由や構造的理由があるのか。新著『沖縄について私たちが知っておきたいこと』(ちくまプリマー新書)では、そのことについて筆者の見方をまとめました。「本土」からは見えにくい沖縄と「本土」との関係について考察します。(講師記) ◆講師著書◆ [『沖縄について私たちが知っておきたいこと』(ちくまプリマ―新書)](https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480684790/)
高橋 哲哉:東京大学名誉教授。1956年、福島県生まれ。哲学者。東京大学名誉教授。20世紀西欧哲学をベースに、現代日本と世界の政治的諸問題を論じてきた。著書に、『デリダ 脱構築と正義』『戦後責任論』『記憶のエチカ』『歴史/修正主義』『靖国問題』『国家と犠牲』『教育と国家』『反哲学入門』『犠牲のシステム 福島・沖縄』『沖縄の米軍基地 「県外移設」を考える』など多数。近著に『日米安保と沖縄基地論争』(朝日新聞出版)がある。
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