山口県には楊貴妃にまつわる伝説が語り継がれており、長門市にある二尊院の境内には「楊貴妃の墓」と伝えられる五輪塔(山口県指定文化財)が残されています。また、白居易の『長恨歌』の中にも日本への東航を想像させる表現があります。 この講座では、大唐帝国が衰え始めた激動の時代を縦糸に、楊貴妃・玄宗皇帝の生き様を横糸にして、『旧唐書』『新唐書』、また司馬光の『資治通鑑』といった文献や、李白・白居易・杜甫の詩歌などの原典に基づきながら、中国と日本の間で1200年以上もの長きにわたり、どのような繋がりがあったのかを探ります。唐の歴史とともに楊貴妃東渡の謎をご一緒に解いてみましょう。 ※講座日当日に受講料をお支払いされる場合は、当日料金550円が加算されます。 __________________________________________
崔 淑芬:筑紫女学園大学・大学院教授 1958年中国北京生まれ。中国上海華東師範大学歴史学部卒業。1988年来日。1996年九州大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士後期課程修了、文学博士学位取得。現在、筑紫女学園大学・大学院教授
筆記用具
Zoomミーティングを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはfk9asacul@asahiculture.comで承ります。