大河ドラマ「光る君へ」で改めて注目を集める『源氏物語』。作中では、漆黒の長い垂髪が美人の条件として描かれています。『うつほ物語』でも「御髪すまし」(洗髪)の様子が表現されるなど、平安時代の女性にとって美しい黒髪を維持することは、最大の「よそおい」でした。なぜ黒髪は美しいとされるのか。日本人の髪への想いや髪型の変遷、社会や文化・習俗との関係性を読み解きます。
平松 隆円:世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。国際日本文化研究センター機関研究員(講師)、京都大学中核機関研究員、タイ国立チュラロンコーン大学専任講師、東亜大学准教授などを経て現職。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。「所さんの目がテン!」(日本テレビ)、「Japanology Plus」(NHK WORLD)などメディア出演も多数。主著に『化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか』(水曜社)、『黒髪と美女の日本史』(水曜社)など。
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