人間の言語は伝統的に人文学の中で研究されてきましたが、近年、脳の研究を通じて言語にアプローチする言語脳科学が発展しています。この講義では、脳の研究から見えてきた言語の特徴について話していきます。 (※講師はオンラインで講義しますが、教室受講もできます)
太田 真理:九州大学准教授(言語学) •専門 言語脳科学、心理言語学 •専門分野 脳波や脳磁図、機能的磁気共鳴画像法などの脳機能イメージングを用いて、言語の神経基盤の研究を進めている。生成文法を中心とする理論言語学で提唱された仮説を、神経科学の実験を通して実証することで、言語学と神経科学を統合した言語処理の脳内モデルを構築することを目標としている。 •主要業績 (Dis)similarities between semantically transparent and lexicalized nominal suffixation in Japanese: An ERP study using a masked priming paradigm, In Koizumi, M. (Ed.), Issues in Japanese Psycholinguistics from Comparative Perspectives: Interaction between Linguistic and Nonlinguistic Factors (共著,De Gruyter Mouton, 2023) Dissociating the processing of empty categories in raising and control sentences: A self-paced reading study in Japanese (共著,Frontiers in Language Sciences 2, 2023) Merge-generability as the key concept of human language: Evidence from neuroscience (共著,Frontiers in Psychology 10, 2019) Dissociating effects of scrambling and topicalization within the left frontal and temporal language areas: An fMRI study in Kaqchikel Maya (共著,Frontiers in Psychology 8, 2017)
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