『顕注密勘』は古今和歌集の注釈書です。六条藤家の歌学者顕昭の注釈「顕注」に、藤原定家が自身承けてきた家説「密勘」を書き添えたものです。鎌倉時代の歌人たちが、平安時代の和歌をどのように解釈していたのか、果たして彼らは「古典和歌」を読むことができていたのか。定家の古典を「読む」行為が、和歌を「詠む」ことにつながっていく過程も見ます。10月は[『古今集』の出現](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7426370) 12月は[六条藤家の和歌学問](https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7426483)、2月は藤原定家の歌学、についてお話しします。 ※1回ずつの受講もできます。会員3,410円、一般3,960円です。 ★継続受講の方は、当月に入ってからのご入金は窓口でのお支払いをお願いします。 *******************************************
今井 明:福岡女子大学名誉教授 1983年3月早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期修了(文学修士) 研究は、中世の和歌を重点的に進めてきた。「和歌」は文学的な意義だけでなく、文化が集積する「場」としての面も重視しなければならないので、中世の文化観や歴史観についても発言をしてきた。また、九州は古典文学関係の文献を豊富に伝えており、資料の発掘・紹介にも努めてきた。
筆記用具
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