千年以上信仰されてきた仏像や文化財をやさしく解説し、その眼差しにこめられた歴史や護持してきた人々に想いをはせます。各時代・地域を代表する寺院を取り上げ、仏像・伽藍の紹介と、創建・護持してきた人々によって祈られた願いを考え、歴史的・仏教的な背景や当地にまつわる伝説・文学を学びます。様々な視点から、楽しく古寺巡礼しましょう。 【秋・冬学期カリキュラム】 10/ 4 浄土寺・新大仏寺・阿弥陀寺 〜 重源の足跡を訪ねて 12/6 東福寺・大徳寺・相国寺 京都の禅寺 1/31 道成寺・粉河寺・根来寺 紀州の寺々 2/ 7 金峯山寺・如意輪寺・大峰山 吉野の寺々 3/ 7 三井寺・石山寺 近江の寺々
田中 本泰:高野山真言宗 遍照院副住職 立命館大学文学部入学と同時に、昭和36年に梅原猛氏を顧問として発足した「立命館大学古美術研究会」に入会。彫刻パート員として、京都・奈良・滋賀を中心に古社寺を探訪、主に奈良時代・平安時代の仏像を研究。三回生時には会長として活動。 その一方で、文化財保護活動を行い、京都の風物詩「春季・秋季非公開文化財特別公開」を実施する公益財団法人京都古文化保存協会のスタッフを長くつとめ、仁和寺・東寺・大徳寺・冷泉家住宅など京都の名所古跡で警備・ガイドにあたる。大学卒業後、高野山にのぼり、大本山寶壽院(高野山専修学院)にて修行、四度加行・伝法灌頂を終え、現在は生家の小倉北区上到津・高野山真言宗遍照院にて勤務。仏像彫刻研究家・池田久美子氏の指導を受け、九州・山口の仏像を巡る。
持参品:筆記用具 ※設備費は、教室維持費です。