本の中では文法の説明に多くの頁を割いていますが、この講座では、文法説明ではなく、サンスクリット文化の様々なかたちや歴史的・地理的広がりを、インドだけでなく日本を含めた世界の中に見つけ出して紹介したいと思います。また叙事詩や抒情詩、演劇や小説、さらに思想的なものなど、サンスクリットの作品をいくつか取り上げて、サンスクリットという言葉の美しさと面白さについてもお話しします。(講師・記)
赤松 明彦:京都大学名誉教授 1953年京都府宇治市に生まれる。京都大学文学部卒業。パリ大学博士課程修了、インド学博士。京都大学人文科学研究所助手、九州大学助教授・教授を経て現職。専門はインド哲学。著書に『インド哲学10講』、『ヒンドゥー教10講』(いずれも岩波新書)、訳注書に『古典インドの言語哲学』(1、2、平凡社・東洋文庫、1998年)などがある。
書籍案内:『サンスクリット入門 インドの思想を育んだ「完全な言語」』(中公新書) ※ご一読の上、ご受講いただきますと、理解が深まります。
Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。