私の口語訳(対訳)を通して、順々に解説していきますので、イタリア語をご存知ない方でも御受講いただけます。また、全員に全単語を解説した「語学的解説」をお配りしますので、イタリア語を御存知の方はそれを参考にして、ご自分でお読みいただけます。語学上、内容上、どんな基本的な質問でも構いません。御遠慮なく御質問下さい。 内容としては、@日本人には理解しにくい個々の語彙を適時詳細に解説し、A字義的な意味を解説し後、その裏に隠された寓意的、比喩的意味を読み解きます。Bこの時、中世のダンテの目線にかえって、当時の神学、哲学、修辞学、古典学、論理学、数学、天文学、文学などの複眼的な視点から、重層構造をなすダンテの詩行を、最新の研究をもとに説明していきます。 (講師・記) ・今期(10月〜)は天国篇第18歌あたり〜の予定です。
藤谷 道夫:(ふじたに・みちお)慶應義塾大学文学部仏文科卒。筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科文学(西洋古典学)専攻課程修了。ラテン詩からダンテまでを科学・文学・哲学の視点から研究している。朝日カルチャーセンター新宿教室、横浜教室、立川教室で『神曲』の講義を継続中。著書に『ダンテ『神曲』における数的構成』(慶応義塾大学出版会)、『ダンテの「神曲」を読み解く』(教育評論社)。『全ての叡智はローマから始まった』(さくら舎) 『新・ラテン文学史』(慶應義塾大学出版会)。訳書に、マリーナ・マリエッティ著『ダンテ』(白水社クセジュ文庫)、『神曲』地獄篇第1歌-第17歌(河出書房新社)などがある。
・教室でプリント資料を配布します。
・今期は日程が変則的です。ご注意ください。 ・Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)は講座の翌週月曜日にマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。