20世紀前半、大阪は日本最大の都市「大大阪」として栄華を極め、市内や郊外の阪神間ではモダンな文化が栄えました。この時代に大阪や阪神間で誕生したのが松竹や宝塚の少女歌劇です。本講座では近代の大阪や阪神間の文化、そして上方の伝統芸能との関わりから「関西文化」「上方文化」としての少女歌劇という文化にアプローチし、またかつて流行した少女歌劇に端を発する歌劇団(宝塚・OSK)が今も関西だけに残る意味についても考えたいと思います。(講師・記)
松本 俊樹:1988年、奈良県出身。大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻博士後期課程修了。博士(文学、大阪大学)。現職は大阪音楽大・大阪産業大・甲南大・京都市立芸大非常勤講師。専門は1920年代〜30年代の少女歌劇を中心とする、近代日本の商業演劇史。
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