福岡藩の農村の資料を読みながら、くずし字の読み方に慣れ親しみ、地域の社会とそこに生きた人たちの歴史について考えます。初心者対象の講座です。テキストは庄屋の家に残された古文書で、農村の生活を生き生きと伝えています。時には小倉藩の資料を読んだり、藩の公式の記録(特に朝鮮通信使関係の資料)を読んだりもしています。
石瀧 豊美: 1949年8月、福岡市柳原(やなぎわら:現中央区赤坂2丁目)に生まれる。宮崎県日向市で少年期を過ごす。第37回(平成24年度)福岡市文化賞(郷土史部門)を受賞。イシタキ人権学研究所所長・福岡地方史研究会会長・福岡県地方史研究連絡協議会副会長。当古文書講座講師は21年目。著書『新編 教師のための部落史再入門』(上巻「鳥の目と虫の目で見る部落史」・下巻「身分が見える、身分がわかる」、2016年、イシタキ人権学研究所)・『筑前竹槍一揆研究ノート』(2012年、花乱社)・『玄洋社・封印された実像』(2010年、海鳥社)・『近代福岡の歴史と人物―異・偉人伝―』(2009年、イシタキ人権学研究所)など。福岡県人権研究所発行の季刊『リベラシオン』に「江戸時代の解剖」について連載中。
筆記用具をお持ちください。 ★くずし字辞典は、教室にあります。