イタリアの聖堂(キリスト教の教会堂)を訪れると、しばしばその内部が優れた画家や彫刻家たちの作品で満ち溢れていることに驚かされます。その空間は実質的にはもはや美術館といっても過言ではありません。 今回の講座では、トスカーナの3つの町にある聖堂を取り上げ、その成り立ちや特徴に目を向けるとともに、そこを飾る必見の名作を鑑賞してみましょう。 〈テーマ〉 第1回 シエナ−大聖堂 第2回 サン・ジミニャーノ−大聖堂とサンタゴスティーノ聖堂 第3回 アレッツォ−サン・フランチェスコ聖堂とサン・ドメニコ聖堂 --------------------------
木村 太郎:大阪芸術大学・神戸女学院大学非常勤講師、美術史家 2007年、大阪芸術大学大学院博士課程修了。2012年からピサ大学美術史学科留学(イタリア政府給費留学生)。専門はイタリア・バロック絵画史。著書に『カラヴァッジョを読む−二点の通称《洗礼者聖ヨハネ》の主題をめぐって』(三元社、2017年)、共著に『天空のアルストピア−カラヴァッジョからジャンバッティスタ・ティエポロへ』(ありな書房、2021年)。
持ち物:筆記用具 ◇当日資料代をお支払いください(カラー:400〜600円ほど) ※設備費は、教室維持費です。