紅茶は英国の「国民的飲料」として、過去数世紀にわたってイギリス人の生活と文化に欠かすことのできない存在であり続けてきました。この魅惑的な飲み物は英国の文学作品や映像作品においてどのように描かれ、どのような意味や役割を担ってきたのでしょうか。 本講座では、『不思議の国のアリス』などおなじみの名作から『ダウントン・アビー』といった最近の人気作まで、さまざまな一次資料を紐解きながら、英国紅茶文化の奥深く多面的な世界に迫っていきます。私たちが普段の生活で何気なく飲んでいる紅茶の豊かさと魅力を新たに発見していただければ幸いです。(講師・記)
越 朋彦:1975年東京生まれ。東京都立大学人文社会学部准教授。イギリス文学・文化専攻。上智大学文学部英文学科卒業。レディング大学(The University of Reading)大学院英文学専攻博士課程修了。文学博士(PhD)。著書に『現代イギリス小説の子どもたち――無垢と邪悪を超えて』(研究社)、訳書にマークマン・エリス他『紅茶の帝国――世界を征服したアジアの葉』(研究社)などがある。
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