裏金問題などに端を発する現在の自民党の危機をどう捉えればよいのでしょうか?派閥の解体が意味するところとその影響は?岸田首相の退陣と新総裁の選出、さらにはその後の衆院選についてどうみたらよいでしょうか?政局的な大きな動きや政治の変化がある時だからこそ、動きや変化を短視眼的にみるのではなく、「歴史を大きく捉えてみよう」と、御厨貴さんは呼びかけます。自民党の危機を、戦前の政党史、戦後の政党史の流れの中で捉えます。そして、いま改めて、保守と革新の意味についても御厨さんとともに考えます。
御厨 貴:みくりや・たかし 東京大学名誉教授 1951年東京都生まれ。東京大法学部卒業。東京都立大法学部教授、政策研究大学院大学教授、東大先端科学技術研究センター教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授、放送大学客員教授、青山学院大学特任教授。専門は日本政治史。近著に、『安倍政権は本当に強いのか』(PHP新書)、『政治の眼力』(文春新書)、『戦後をつくる』(吉田書店)、『政治家の見極め方』(NHK出版新書)、『後藤田正晴と矢口洪一』(ちくま文庫)、『宮澤喜一と竹下登』(ちくま文庫)などがある。
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