出土資料には、さまざまな痕跡がみえています。この痕跡はひとびとのかかわりを映し出し、思いもよらない歴史の動きを示すこともあります。埴輪など出土資料の細部を観察して、研究の視点や時代像を展望してみましょう。(講師・記)
上野 祥史:国立歴史民俗博物館准教授 1974年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。文学修士。国立歴史民俗博物館研究部准教授、総合研究大学院大学先端学術院日本歴史研究コース准教授(併任)。 専門は東アジア考古学。主な著書に『東アジアと倭の眼でみた古墳時代』(編著、朝倉書店)、『祇園大塚山古墳と5世紀という時代』(編著、六一書房)『金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉』(編著、六一書房)などがある。
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