紀元前403年から前221年までの中国の戦国時代は、国どうしが「富国強兵」「合従連衡」でしのぎを削った乱世で、漢文の故事成語の宝庫です。七大強国「戦国の七雄」こと韓・魏・趙・斉・燕・楚・秦は覇をきそいました。今回はそのうち4カ国を取り上げます。特に南の楚と東北の燕は、倭人(日本人の祖先)にも大きな影響を与えました。各国の興亡を、豊富な図版を使いながら予備知識のないかたにもわかりやすく解説します。(講師・記) 第1回 楚 トゲだらけの灌木という名の南蛮の国 第2回 魏と韓 天下の中央という地政学的な宿命 第3回 燕 朝鮮半島や日本とつながる最果ての国
加藤 徹:かとう・とおる 明治大学教授 1963年生まれ。東京大学文学部、同大学大学院で中国文学を専攻。広島大学総合科学部助教授を経て、現在、明治大学法学部教授。著書:『京劇』(中公叢書・サントリー学芸賞)、『漢文力』(中公文庫)、『西太后』(中公新書)、『漢文の素養』(光文社新書)、『貝と羊の中国人』(新潮新書)、『怪力乱神』(中央公論新社)、『梅蘭芳 世界を虜にした男』(ビジネス社)、『中国人の腹のうち』(廣済堂出版)、『東洋脳×西洋脳』(共著・中央公論新社)などがある。
※「古代中国史」から講座名を変更しました。 ※Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはcb9info@asahiculture.comで承ります。