奈良時代に編纂された日本最古の地誌・風土記。まとまった形で残るのは、常陸・播磨・出雲・豊後・肥前の五つですが、これらのほかにも、他の文献に引用される形で、確認されている「風土記逸文」が三〇カ国以上あります。そこには各地の伝説や風習など、古代日本のさまざまな姿が描かれています。本講座では、それらを様々な角度からひもといてゆきます。 今回の講座では、東日本の風土記逸文を扱う予定です。
兼岡 理恵:千葉大学教授 1975年千葉県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、千葉大学人文科学研究院教授。専攻は古代文学。主な著書に『風土記受容史研究』(笠間書院)、共著に『高畑勲をよむ文学とアニメーションの過去・現在・未来』(三弥井書店)など。
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