日本はタンポポの種類が豊富な地域です。約20種類の在来タンポポが低地から高山まで日本各地に分布し、世界的にみれば貴重なタンポポが身近なところにふつうに生えています。そうした好条件をフル活用して、「たんぽぽ学」講座では、知っているようで知らないタンポポの世界を深ボリします。 講座では、「タンポポ」の和名の由来や花の特徴など、基本的な話題を交えながら、在来タンポポ全種を写真で紹介します。そこから、タンポポの花のしくみや暮らし方、そして、在来タンポポの駆逐や雑種タンポポの出現など、外来タンポポの影響について考えます。タンポポづくしの「たんぽぽ学」をお楽しみください。 第1回 タンポポを見わけて楽しむ 〜 日本のタンポポ全種 vs 外来タンポポ 第2回 タンポポの花のしくみを知る 〜 クローンの種子 vs 受粉してできる種子 第3回 外来タンポポの影響を考える 〜 温故知新と最新の研究
保谷 彰彦:ほや・あきひこ 東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専門は植物(主にタンポポ)の進化や生態。農業環境技術研究所、国立科学博物館でのタンポポ研究を経て、企画と執筆の「たんぽぽ工房」を設立。本の執筆を中心に、科学雑誌への寄稿、大学での講義、テレビ番組でのスタジオ講師、草花散歩会などを行う。著書に『ワザあり! 雑草の生き残り大作戦』(誠文堂新光社)、『生きもの毛事典』(こども家庭庁児童福祉文化財に選定)『タンポポハンドブック』(共に文一総合出版)、『ヤバすぎ!!! 有毒植物・危険植物図鑑』(あかね書房)、『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)など。中学校教科書『新しい国語1』(東京書籍)に「私のタンポポ研究」掲載。ウェブサイト: www.hoyatanpopo.com
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