『小右記』は右大臣藤原実資によって書かれた日記です。現在、すべて写本ですが、1000年前後を記した50余年にわたる記事が残されています。ちょうど紫式部や藤原道長の時代にあたります。『小右記』を通して、貴族社会の事件や政治、浄土への思いなどを紐解いていきます。 @10月18日 牛飼童の騒動 ─実資の牛飼童、殺害される─ ➁11月15日 一条朝の四納言 ─納言のままで─ B12月20日 藤原道長、浄妙寺を建立す ─藤原氏の墓所─
野口 孝子:公益財団法人古代学協会客員研究員 早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。専門は日本古代史。平安時代の邸宅相続や里内裏が主な研究テーマ。近年、平安時代の夜化に注目し「夜」の視点で平安京を見直している。2019年度まで同志社女子大学講師。
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