岡倉覚三=天心は、神のように崇め奉られたり、時には悪魔のように罵倒されたりします。多くの研究者がこの謎に挑みました。押しては引く評価が続いています。そのような岡倉を、再度見直してみようというのが本講のねらいです。 様々な顔を持つ岡倉について、岡倉が何を行ったのかを問い直し、これまでの研究や評価を振り返ることによって、これからの美術を考えるきっかけとなれば幸いです。 ■一回目:岡倉の美術史形成(『茶の本』に至るまで) ■二回目:岡倉の現代美術創設(作家との関わり) ■三回目:岡倉の博物館学発案(ボストン美術館での活動を含む)
宮田 徹也:宮田徹也(みやた・てつや) 美術批評者。1970年横浜市生まれ。横浜国立大学教育学部付属横浜小・中学校卒。奈川県立田奈高等学校中退。和光大学卒。横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了。岡倉覚三、宮川寅雄、針生一郎を経て敗戦後日本前衛美術に到達。日本近代美術思想史研究。嵯峨美術大学客員教授、名古屋芸術大学・日本大学芸術学部・日本大学経済学部など多数の学校で講師を務める。
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