西洋美術史の大きな流れを捉えるための入門講座です。昨年度から行われている連続講座ですが、今期からでも無なく参加できます。 今期はレオナルド・ダ・ヴィンチの代表作のひとつである《最後の晩餐》を取り上げます。彼がこの作品に込めたメッセージを読み解くために、まずは「最後の晩餐」に関する聖書の記述や先行作例を確認していきます。そのうえで、レオナルドは壁画を通して、誰に対して、どのようなことを伝えようとしたのかを推察していきます。 各回のテーマ ■1 「最後の晩餐」に関する聖書の記述とキリスト教会における意義 ■2 「最後の晩餐」は修道院の食堂にどのように表されてきたのか ■3 レオナルドが《最後の晩餐》に込めたメッセージを推察する
松浦 弘明:多摩美術大学教授 東京芸術大学美術学部芸術学科卒。同大学院博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学美術史学科に留学。現在、多摩美術大学、東京芸術大学等で西洋美術史、イタリア語の講義を担当。元NHKラジオ講座講師。著書・訳書に、『イタリア・ルネサンス美術館』(東京堂出版)、『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界』(共著、東京堂出版)、『イタリア・ルネサンス美術論』(共著、東京堂出版)、『彫刻の解剖学』(ありな書房)、『祭壇画の解体学』(ありな書房)、『マザッチョ』(東京書籍)、『ラファエロ』(共著、河出書房新社)など。
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