親鸞が著した書の一つに『唯信鈔文意』があります。これは同じ法然門下の先輩である聖覚が著した『唯信鈔』に引かれた経釈(経典および経典の註釈書)の要文を、親鸞が詳しく註釈したものです。親鸞が『唯信鈔』に大きな影響を受けていたことは、門弟たちに読むことを勧めたり、みずからも書写したりしていることからうかがえます。したがって、『唯信鈔文意』は、法然から聖覚そして親鸞へと伝承されていった念仏往生の重要性が示されていると言えます。 本講座におきましては、『唯信鈔文意』を読み進めながら、親鸞の念仏思想を見つめてみようと思います。
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