ブルックナー、シェーンベルク、團伊玖磨などの記念年の2024年、日本のクラシック音楽のシンボル的な存在だった小澤征爾が2月に亡くなりました。井上道義も年内での引退を発表する一方、角野隼斗は武道館リサイタルを成功させ、ソニーと録音契約を結びました。首都圏では「東京・春・音楽祭」や「ラ・フォル・ジュルネ」などの音楽祭が20年目を迎えています。さらに「レコード芸術ONLINE」のクラウドファンディングと開始など、さまざまな角度で1年を回顧します。オンラインだけでなく、今年は教室でも同時開催します。 (山崎講師・記)
山崎 浩太郎:やまざき・こうたろう 音楽評論家(演奏史譚) 1963年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。クラシックの演奏家の活動を生涯や社会状況とあわせてとらえ、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする。日本経済新聞の演奏会評、『レコード芸術』『音楽の友』『モーストリークラシック』などに寄稿。著書は『演奏史譚1954/55』『クラシック・ヒストリカル108』『名指揮者列伝』(以上アルファベータ)など。
片山 杜秀:かたやま・もりひで 慶応義塾大学教授 1963年生まれ。音楽評論家、政治思想史研究者。慶應義塾大学法学部教授。『音盤考現学』(文庫化に際し『音楽放浪記 日本之巻』と改題)および『音盤博物誌』(同じく『音楽放浪記 世界之巻』と改題)で吉田秀和賞、サントリー学芸賞をダブル受賞。『未完のファシズム』で司馬遼太郎賞受賞。著書に『近代日本の右翼思想』『国の死に方』『クラシックの核心』『見果てぬ日本』『ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる』、共著に『平成史』など。NHKFMで『クラシックの迷宮』で番組構成者兼出演者を務める。
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