聖書には、物語、法文、預言、勧告、格言、歌と様々な姿をした文学が出てきます。このような文学形態は、近代以降に出現した小説や詩歌とは似ていません。その一つの理由は、聖書文学が口頭伝承を基礎にして発展したものだからです。本講座では、このような観点から旧約に収められた諸文書を読んでいきます。 <各回テーマ> (1)サムエル記上を読む その3:ハンナの歌 (2)サムエル記上を読む その4:サムエルの召命 (3)サムエル記上を読む その5:神の箱の物語 (4)サムエル記上を読む その6:神の箱の物語 (5)サムエル記上を読む その7:サムエル記の編集
勝村 弘也:神戸松蔭女子学院大学名誉教授 1946年生まれ。 69年、 京都大学農学部を卒業後、 文学部に編入学。 76年まで、 キリスト教学を学ぶ。 現在、 神戸松蔭女子大学名誉教授。今日まで、 ほぼ10年以上にわたって「聖書への案内」と題された講座(大阪中之島の朝日カルチャーセンター)を担当。 死海文書を取り上げている。 旧約聖書の中でも知恵文学を専門とされ、 箴言、 雅歌、 哀歌、 エステル記(岩波版旧約聖書)の訳業がある。 注解書に、『詩篇注解』(日本キリスト教団出版局)、 著書に、『ユダヤの知恵 箴言カレンダー』(聖公会出版)、 『旧約聖書に学ぶ』(日本キリスト教団出版局)など。
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