おみくじを引くと、はじめに吉凶の結果を見る人がほとんどだと思います。しかし本来、おみくじは神仏から私たちへのお告げであり、吉凶が書かれるものではありませんでした。神仏のお告げは和歌や漢詩などの詩歌で示されることが多く、その詩歌を解釈してお告げの内容を読み解きました。本講座では、おみくじの歴史をたどりながら、和歌や漢詩のおみくじの引き方・読み方・つきあい方についてもご紹介します。(講師・記)
平野 多恵:成蹊大学文学部教授。東京大学大学院博士課程修了。専門は日本中世文学、おみくじ・和歌占いの文化史、古典文学教育。著書に『おみくじのヒミツ』(河出書房新社、2018)、『おみくじの歌』(笠間書院、2019)、『国語をめぐる冒険』(岩波ジュニア新書、共著、2021)、『おみくじのヒミツ』(吉川弘文館、2023)等。
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