人の身体には、それを効率的に動かすためのシンプルな仕組みがあるのですが、ほとんどの人は自分の悪い動きの習慣によってそれを間違って使っています。 その悪い動きの習慣に気づいたとしても、なかなか自分では良くできないのは、間違った考えを持っているからと、感覚はその間違った動きを正しいと感じているからです。 アレクサンダー・テクニークを学ぶことは、人の身体が効率的に動くためのシンプルな仕組みを知り、自分に妨げを行っている悪い動きの習慣と考えの習慣に気づき、それをやめれるようになることです。 本講座では、イスでの立ち座り、歩く、といった誰もが行う普通の動きを取り上げますが、応用として他の動きや活動も取り上げることができます。人前で話したり朗読をすること、歌や楽器の演奏、スポーツや身体技法の動き、生活での肩こり・腰痛の改善、など、アレクサンダー・テクニークは人の全ての活動で使える技法です。課題と思うものがありましたらお持ち下さい。(講師記)
石田 康裕: アレクサンダー・テクニークを教える学校の中では世界で最大のBodyChanceでディレク ターを務める。アレクサンダー自身の著書3冊を翻訳し、テクニークの歴史や変遷にも詳しい。機械工学修士。5年間光学メーカーに勤務した後、27年間公立高校で教員生活を送る。データベーススペシャリストなど情報関係の資格を有し、情報関連の高校教科書を執筆している。2001年から3年間、途上国援助のためトルコ共和国に 滞在した経験を持つ。 講師ホームページ http://yasuhiro-alex.jp/
・着替えの必要はありませんが動きやすい服装をおすすめします。筆記用具をご持参ください。