旋律の燃え上がるような力線、類似と相反、逸脱と調和、そして饒舌な休止! ベートーヴェンの音楽のコトバ、その作用と文体について「交響曲」の集大成である《第9番》、その前人未踏の音楽・音響世界を考察する。昨年、本シリーズにおいて第 1 番から第8番までを通読しましたが、第9番の壁の前で私はその壁の高さ、厚さの前にたじろぎ、一度、バッハ、モーツァルトに戻りました。今回、改めて「第9番」の分析を試みます。(講師・記) 1)10/12(土) 交響曲第 9 番 2)11/16(土) 作曲技法 3)12/28(土) 音楽のコトバ ♪いつからでもお入りいただけます。
石島 正博:いしじま・まさひろ 作曲家・桐朋学園大学教授 桐朋学園大学作曲科卒。作曲を三善晃に師事。79年武満徹主宰MUSIC TODAY国際作曲コンクール・ファイナリスト、作品は主にドイツ(ダルムシュタット国際夏期現代音楽セミナー、カールスルーエ、ワイマール他)、フィンランド、フランス(パリ他)、韓国(ソウル)、アメリカ(ニューヨーク、インディアナ、サンディエゴ)、ロシア(モスクワ・ボリショイ)で演奏、上演、委嘱されている。研究・著書に「ラヴェル ピアノ作品全集」(全3巻)(全音楽譜出版社刊)他。現在、桐朋学園大学教授。
筆記用具
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