習近平政権の下で、中国は巨大な変化を見せている。習近平個人への権力集中が進められ、さまざまな制度や慣習が打破された。強権的な統治が強化され、その強権化は新疆や香港にも拡げられている。対外関係に目を転ずると、アメリカとの対立は長期化し、新しい冷戦とも呼ばれはじめている。軍備増強が続けられ、習近平政権の下で、中国は強くなったと大々的に宣伝されている。さらに、習近平は台湾統一にも強い意欲を見せ、台湾有事の可能性が広く懸念されている。本講座では、こうしたさまざまな変化とその背景、インパクトについて検討する。(講師:記) 1、習近平の権力 2、習近平の統治 3、習近平の外交
李 昊:り・こう 1988年、中国黒龍江省大慶市生まれ。1998年に来日、広島県東広島市育ち。2011年、東京大学教育学部卒。2020年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。現在東京大学大学院法学政治学研究科准教授・日本国際問題研究所研究員。専門は中国政治、比較政治、東アジアの国際関係。著作に『派閥の中国政治 毛沢東から習近平まで』(名古屋大学出版会、2023年)などがある。
・筆記用具 ・11/26の配布資料はありません(2024/11/26記)
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