ジョットからティエポロまで、14世紀から18世紀までのイタリア美術を概観する講座シリーズです。この時代、とりわけドナテッロやミケランジェロからカラヴァッジョやベルニーニまでのイタリアは、比類のない美術作品の数々を生み出しました。この近代ヨーロッパのアートの文化の基礎となった「イタリア美術の500年」とはどのようなものだったのか、美術と社会の関係を含めた、広い視野に立って、その歴史と意義を考えていきます。第2回目の講座は、ジョットやシモーネ・マルティーニを代表とするトレチェント(14世紀)のイタリア美術について学んでいきます。 (講師・記) ・2024年7月期開講。 ・リーフレット画像:(図版)ドゥッチョ 十字架降下(シエナ大聖堂付属美術館 部分) <スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。 1(10月3日) ドゥエチェント(13世紀)の美術 2(11月7日) ジョットとフィレンツェの美術(1) 3(11月21日) ジョットとフィレンツェの美術(2) 4(12月5日) シモーネ・マルティーニとシエナの美術 5(12月19日) 14世紀後半のトスカーナと北イタリアの美術
石鍋 真澄:いしなべ・ますみ 成城大学名誉教授 1949年生。東北大学卒業。1975年から1979年までフィレンツェ大学に留学。1982年、1988年、2010年にローマとフィレンツェで計3年間研究に当たる。イタリア美術史専攻。文学博士。成城大学文芸学部教授となり、現在に至る。主な著書に、『ベルニーニ バロック美術の巨星』 『聖母の都市シエナ』(マルコ・ポーロ賞受賞) 『サン・ピエトロが立つかぎり 私のローマ案内』 『ありがとうジョット』 『サン・ピエトロ大聖堂』(以上、吉川弘文館)、『アッシジの聖堂壁画よ、よみがえれ』 『ルネサンス美術館』(小学館)、『ピエロ・デッラ・フランチェスカ』(平凡社)、『誰も知らないラファエッロ』(新潮社とんぼの本)、『フィレンツェの世紀 ルネサンス美術とパトロンの物語』 『カラヴァッジョ伝記集』 『教皇たちのローマ ルネサンスとバロックの美術と社会』 (平凡社)、最新刊に『カラヴァッジョ ほんとうはどんな画家だったのか』(平凡社)。そのほか共著、訳書、論文など多数。展覧会やテレビ番組の監修も数多く手がける。
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