10世紀から13世紀までの天皇たちの足跡を史論『愚管抄』を読みながら勉強していきます。 摂関期・院政期、そして鎌倉政権と中世の時代を画した歴史の転換期に、天皇が果たした役割を考えたいと思います。 史実に近いとされる慈円の『愚管抄』も論読しつつ、説話や日記史料にも目を配りながらの講座です。天皇像を通して見える中世の実相を整理します。 (講師・記) 2021年10月期開講。
関 幸彦:せき・ゆきひこ 元日本大学教授 1952年生まれ。学習院大大学院人文科学研究科博士課程修了。学習院大助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、日本大学文理学部史学科教授を経て現職。専攻は日本中世史。著書に『承久の乱と後鳥羽院』(吉川弘文館)、『百人一首の歴史学』(吉川弘文館)、『鎌倉殿誕生』(山川出版社)、『東北の争乱と奥州合戦』(吉川弘文館)、『武蔵武士団』(編著・吉川弘文館)、『その後の東国武士団:源平合戦以後』(吉川弘文館)、『武士の原像ー都大路の暗殺者たち』(吉川弘文館)、『「国史」の誕生』(講談社)、『敗者たちの中世争乱』(吉川弘文館)、『刀伊の入寇』(中公新書)、『武家か天皇か』(朝日新聞出版)など。
・適宜プリント配布 ※配布資料は講座内で繰り返し使用しますので、次回以降もお持ちください。 ※新規受講の方は、初回の配布資料がありますので、カウンターへお立ち寄りください。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。