2024年は、イギリス、フランス、アメリカなど多くの国で選挙が行われ、政治が激動した1年でした。また、日本では年初から自民党の裏金問題が発覚し、岸田文雄政権は国民の支持を失い、自民党政治も大きな危機に陥りました。この講座では、一連の選挙の根底にある20世紀後半型の民主政治の危機について考察し、これからの民主主義の展望について考えてみたいと思います。(講師・記)
山口 二郎:やまぐち・じろう 法政大学教授 1958年岡山県生まれ。1981年東京大学法学部卒業後、東京大学法学部助手、北海道大学法学部助教授を経て1987年よりアメリカ・コーネル大学へ留学。1993年北海道大学法学部教授。1997年よりイギリス・オックスフォード大学に留学。2000−2004年北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター長。2005年よりイギリス、ウォーリック大学に留学。北海道大学公共政策大学院教授、北海道大学大学院法学研究科教授、パリ国立政治学院客員教授を経て、2014年4月より法政大学法学部教授。専攻は政治学・行政学。著書に、『ポピュリズムへの反撃』(角川書店)、『いまを生きるための政治学』(岩波書店)他多数。
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