鎌倉時代初めに活躍し、わが国の和歌文学、国文学の上で著名な藤原定家の業績を、新しく書道史上からも概観したいと思います。わが国の文化遺産の豊かさについて、定家の存在が重要であったことは間違いありませんが、その独自の書風からもわが国文化にとっての様々な面で見るべき事があります。そこで、以下三回に渡りその特質を考えてみたいと思います。 2024年10月5日 定家様(ていかよう)の誕生――定家様独自の書体について 2024年11月2日 定家様の継承とは――定家様の伝番の背景ほか 2024年11月16日 定家様と関わる文化――わが国文化に見られる定家様
名児耶 明:なごや・あきら 古筆・書文化研究者 1949年北海道生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科書専攻卒業。専門は書文化・古筆学、日本書道史、博物館学実習。元五島美術館・副館長。筆の里工房副館長。著書・編著に 『別冊太陽 日本の書』(平凡社)、『書の見方 日本の美と心を読む』(角川学芸出版)、『決定版日本書道史』(芸術新聞社)、『日本書道史年表』(二玄社)、『書に心よせる』(新潮社)など多数。
Zoomウェビナー使用の、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せは yk9yokohama@asahiculture.com で承ります