オペラに交響曲、バレエ音楽など百花繚乱のオーケストラの世界。この講座では、オーケストラと楽器、演奏家について、また時々楽譜に焦点をあてながら楽しく解説します。歴史的背景や驚きのエピソードを知ることで、名曲の味わいはさらに増すことでしょう。(講師・記) 〈スケジュール〉 第1回 ハイドンのトランペット協奏曲変ホ長調 キー・トランペット(管に鍵付きの孔をあけた改良楽器)のために書かれた傑作を 第2回 モーツァルトのピアノ協奏曲第22番変ホ長調 長調と短調を自在に行き来した逸品でクラリネットの音色も狩りのロンドも魅力 第3回 ベートーヴェンのピアノ、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲ハ長調 第3楽章はアラ・ポラッカ(ポロネーズ風)。創作の背景に遠大な計画があったか。 第4回 マーラーの交響曲第3番ニ短調 ハンブルクからウィーンへ。実は作曲者の勝負曲。自然、神、愛に想いを寄せた長編。 第5回 マーラーの交響曲第7番(ホ短調、夜の歌) 調性も愛称も便宜的…。ラトル指揮バイエルン放送響がNHK音楽祭2024で演奏。 第6回 ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調 聖地マリアツェルの巡礼歌やアイルランド民謡からの影響はあるのか!? 続演奏史。
奥田 佳道:音楽評論家 1962年東京生れ。ヴァイオリンを学ぶ。ドイツ文学、西洋音楽史を専攻、ウィーンに留学。共・著書に「これがヴァイオリンの銘器だ」(音楽之友社)、「おもしろバイオリン事典」(ヤマハミュージックメディア)ほか。1993年からNHK、日本テレビ、WOWOWなどの音楽番組に出演。2019年は、FM放送50周年を記念した10時間のスペシャル番組、BS4Kザルツブルク音楽祭ウィーン・フィル生中継の解説を担当。 現在NHKラジオR1「音楽の泉」(日曜午前8時05分、土曜午前5時FM再放送)、ラジオ深夜便「クラシックの遺伝子」(聞き手:森田美由紀)に出演中。
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。