『源氏物語』の全文を読み続けています。今期も引き続き、「葵」を読みます。『源氏物語』が千年に渡って読み続けられたのは、「面白い」からです。物語展開の魅力をたどりつつ、全文講読だからこそ可能となる、細部表現に込められた「面白さ」すなわち「人生的感慨」を読み取り味わうということが、本講座のねらいです。文法的知識はいっさい必要ありません。途中受講も問題ありません。
福嶋 昭治:園田学園女子大学名誉教授 1948年生。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。著書に『物語文学の系譜』『光源氏が見た京都』『源氏物語カルチャー講座』『紫式部と越前武生』など。
※設備費は、教室維持費です。
テキストは、石田穣二・清水好子校注『新潮日本古典集成〈新装版〉源氏物語(二)』(新潮社2,420円)を基準とします。お手持ちの本でも結構です。各自ご用意ください。