中国史といえば『三国志』。そう考える方は少なくないでしょう。では三国時代とはどのような時代だったのでしょうか。大まかな流れは横山光輝の漫画『三国志』で十分。でもそれ以上を知りたいなら、マジメに史料を読むしかありません。本講義では伝世文献・出土文字資料・考古資料を駆使し、最新の学術成果を紹介しつつ、『三国志』研究の最前線を皆さんにお届けしたいと考えています。初心者でもついて行けるように話します。(講師・記)※2024年7月開講。 <各回テーマ> 第1回 桃園結義 第2回 流転の日々 第3回 官渡の戦い 第4回 臥龍の系譜 第5回 晴耕雨読の諸葛亮 第6回 「三顧の礼」の真相
柿沼 陽平:早稲田大学文学学術院教授 1980年、東京都生まれ。 早稲田大学卒業。 University of Birminghamに留学。早稲田大学大学院文学研究科に進学し、2009年に博士(文学)学位取得。中国古代史・経済史・貨幣史に関する論文を多数発表。2006年3月に小野梓記念学術賞、2016年3月に櫻井徳太郎賞大賞、2017年3月に冲永荘一学術文化奨励賞を受賞。著書に『中国古代貨幣経済史研究』、『中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし』、『古代中国の24時間』等。日本学術振興会特別研究員DC1、PD、中国社会科学院歴史研究所訪問学者、早稲田大学文学学術院助教、日本秦漢史学会理事、帝京大学文学部専任講師、同准教授等を歴任。現在は早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長、中国出土資料学会理事、中国中古史青年学者聯誼会理事、三国志学会評議員、日本ASEAN産業経済交流協会理事。
Vimeoを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。