歳を重ねてくるとライフスタイルがスローダウンしてきます。今まで出来ていたこともだんだんと出来なくなります。だから60歳を過ぎたころからのウォーミングアップが大切です。 特に自分の食事は自分で作り食べること!料理は「献立を考え、買い物へ行き、材料の処理から調理する」といった脳や五感、手足を使う脳トレにぴったりです。歳を重ねても料理を自分でできるように、座って調理をする卓上クッキングの方法や、ポリ袋に入れモミモミするだけの料理などをデモンストレーションで紹介し、試食します。 100年時代を健康に生きるには、毎日の生活をコツコツと楽しみながら過ごすことが大切です。100歳を超えてもなお、自力で生活をしていた母。日々の生活の中には、最期まで元気でいるためのヒントがたくさん詰まっています。楽しく健やかに歳を重ねるために、母が残したたくさんのメッセージをお伝えします。(講師記)
荻野 恭子:サロン・ド・キュイジーヌ主宰 東京生まれ。女子栄養短期大学卒、栄養士。和・洋・中・エスニック料理のエキスパートより技術を学び調理師免許を取得。1974年より世界60カ国以上を旅して食文化研究を続けている。NHK「きょうの料理」、日本テレビ「3分クッキング」の講師を勤める。サロン・ド・キュイジーヌ主宰。『ロシア、大地が育む家庭料理』(文化出版局)『家庭で作れるロシア料理』『家庭で作れるトルコ料理』(共に河出書房新社)『美味しい料理は、すべて旅から教わった』(KADOKAWA)、『世界の味をおうちで作れる旅するスープ』(ナツメ社)など著書多数。
筆記用具
◆試食があります。教材費は試食代です。