スポーツアナウンサーとして、大相撲、陸上、体操、バレー、競馬、フィギュアスケートなどを中心に28競技の実況に加え、オリンピック中継の活躍も記憶に残る刈屋富士雄さん。 なかでも大相撲は、35年にわたり伝え続けてきました。いままでに出会った力士たちや思い出の名場面や実況秘話さらには今年の振り返りと来年の楽しみまで、たっぷり伺います。聞き手は、朝日新聞記者で元大相撲三賞選考委員の抜井規泰さんです。
刈屋 富士雄:元NHKアナウンサー 1960年、静岡県御殿場市生まれ。1983年NHK入局。スポーツアナウンサーとして、大相撲、陸上、体操、バレー、競馬、フィギュアスケートなどを中心に28競技の実況を担当。オリンピックは、バルセロナ、アトランタ、長野、シドニー、ソルトレークシティー、アテネ、トリノ、バンクーバーの8つの大会を現地から実況中継、熱戦を伝えた。特にアテネオリンピック体操男子団体決勝で28年ぶりに体操ニッポンが王座を奪還する瞬間の実況「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」はオリンピック放送史に残るコメントと高く評価されている。またトリノオリンピックでは、荒川選手がフィギュアスケート女子シングルでアジア史上初の金メダルの瞬間を「トリノのオリンピックの女神は、荒川静香にキスをしました」と実況。アテネ、トリノと夏冬2大会連続で日本選手金メダル獲得のシーンを伝えた。2020年4月にNHKを定年退職。東京・立川市にある立飛ホールディングスとスポーツプロデューサー契約を結び、幅広くスポーツのレガシーづくりに取り組んでいる。今後の活動のひとつとして、相撲の底辺拡大のため、毎年、東京でアマチュア相撲の国際大会を開催予定。著書に『今こそ栄光への架け橋を それでもオリンピックは素晴らしい!』(2020海竜社)がある。
抜井 規泰:朝日新聞記者(元大相撲三賞選考委員) 朝日新聞記者。元大相撲三賞選考委員。1994年、中央大学法学部卒。同年、朝日新聞社入社。週刊朝日編集部、特別報道部、スポーツ部などをへて、現在、社会部東部支局(両国)。主にスポーツ記者として、大相撲、プロ野球、大リーグを取材。週刊朝日編集部時代にプロ野球ロッテ球団の薬物疑惑をスクープ報道したほか、「マブチモーター会長宅強盗殺人事件」の主犯の別件の未解決殺人事件報道で、2007年の「雑誌ジャーナリズム賞・スクープ賞」受賞。著書に「知らないと怖いインプラント治療」など。
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