今年は最初の蒙古襲来である「文永の役」から750年の節目にあたります。当時世界最強と思われていたモンゴル帝国はなぜ日本に攻めてきたのでしょうか。そしてなぜ日本はそれを跳ね返すことができたのでしょうか。モンゴルとの戦争はその後の日本にどのような影響を残したのでしょうか。本講座では「蒙古襲来に至る過程はどのようなものだったのか」「「神風」は本当に吹いたのか」「モンゴルとの戦争はその後の日本にどのような影響を与えたのか」という三点の問を立てて三回の講座にしたいと思います。 第1回 10月 クビライと北条時宗〜13世紀のグローバルヒストリー〜 第2回 11月 蒙古襲来の実情〜『八幡愚童訓』と『竹崎季長合戦絵詞』に見る「神風」〜 第3回 12月 蒙古襲来のその後〜徳政令と鎌倉幕府滅亡〜 (教室からオンライン同時配信します)
秦野 裕介:立命館大学衣笠総合研究機構プロジェクト研究員 立命館大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期課程単位取得退学、元立命館大学・立命館アジア太平洋大学非常勤講師。専門は日本中世史、特に天皇の歴史やアジア諸地域と日本との関係に関心がある。単著に『乱世の天皇』(東京堂出版)、『神風頼み』(柏書房)、共著に『天下人の攻城戦』(朝日新書)、『南北朝の動乱主要合戦全録』(星海社新書)など。
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