十字軍とは「バチカン・カトリック諸国の組織した軍」を言います。さまざまがありますが、代表的なものが紀元後1096年に起こされた「エルサレム攻撃軍」です。この実態は「単なる近東侵略軍」「イスラーム撲滅軍」であり「ユダヤ人迫害」の要因であったことも判明しています。それなのに欧米人は今でもこれを「誇り」としています。そして映画やテレビに雄々しき姿を描き、或いは中東攻撃においても引用されました。そうした十字軍の正体や欧米人の性格を見ていきます。 【カリキュラム】 1、ローマ・カトリック教会の形成 2、「エルサレム攻撃十字軍」の性格 3、「ユダヤ人迫害」の原因としての十字軍 4、何故十字軍は何度も何度も繰り返されたのか 5、コンスタンティノポリスを略奪した第四回十字軍 6、イスラームにとっての十字軍
小澤 克彦:岐阜大名誉教授 東京都出身。東京都立大学大学院、哲学専攻博士課程満期退学。現在、岐阜大学名誉教授。専門領域「哲学、思想史、神話・宗教、宗教文化史」。現地主義を徹底し、毎年のように西洋・中東を探訪している。
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