哲学というと難しい感じがしますが、高校では「倫理」という科目で学んでいます。倫理と哲学はどのような関係なのでしょうか。高校ではソクラテス、デカルト、カント、サルトルなどを学んでいます。哲学を学ぶと何がおこるのでしょうか。哲学の基本は「なぜ」、「それはどういうことなのか」という思考法を身につけることなのです。高校で学んでいる「倫理」つまり哲学を学びませんか。「倫理」は西洋思想、宗教、アジアの思想、日本思想、現代思想という広い範囲を学んでいます。今回はまず西洋哲学を扱います。 時代が哲学を生みます。哲学とともにその哲学を生んだ時代についても考えていきます。歴史と哲学の両方を学んでみましょう。 1 哲学と倫理はどのよう関係にあるのでしょうか。哲学とは何をするものでしょうか。哲学は「何?」という思考法、倫理は「どうあるべきか」を問うものです。「それは何かを問う」ということは、「それはどうあるべきかを問う」ことと裏表の関係にあるのです。カントの思想でそれを解きあかしましょう。カントはフランス革命前の哲学者です。それに対してヘーゲルは革命後の哲学者なのです。フランス革命で哲学はどのように変化したのでしょうか。 2 西洋哲学史のはじまりはタレスからです。神話の時代から哲学の時代へ変化していきます。タレスから始まる自然哲学は世界の成り立ちを神話ではなくロゴス(理性、言葉)によって説明しようとします。タレスの「万物の根源(アルケー)は水」はどのような意味なのかを考えましょう。古代ギリシア史をふまえて考えていきます。 3 4 ソクラテス、プラトンそしてアリストテレス、彼らの何が新しいのでしょうか。ソクラテスは「魂」というものを発見しました。哲学と魂はどのような関係なのでしょうか。ソクラテスの「無知の知」、プラトンの「イデア論」、アリストテレスの「形相と質料」とはどのようなことなのでしょうか。古代ギリシアの「ポリス」とは何かを踏まえて考えていきます 5 6 現代哲学の代表といえばサルトルです。実存主義という思想は、「今が大切だ」と いうものです。「実存は本質に先立つ」という言葉が有名でが、それはどのような意味なのでしょうか。20世紀はどのような時代だったのでしょうか、それを踏まえて考えていきます。
こちらは教室受講の申し込みページです。オンライン受講をご希望の場合は別の当該講座紹介からお申込みください。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはng9info@asahiculture.comで承ります。