現在の地球上には、テーラワーダ仏教と大乗仏教の二つの伝統が存在します。紀元前後に大乗仏教が生まれ、仏教の世界観が大きく転換しました。それ以前の世界観を今でも保持しているのがテーラワーダ仏教です。これまでは棲み分けてきましたが、この日本でも、世界観が大きく異なる二つの仏教が同時に存在し、少し混乱を生んでます。そこで元大乗仏教僧である講師がテーラワーダ仏教の中に飛び込み、瞑想の最終段階まで参究したときに、何故大乗仏教が生まれたのかを確認でき、二つの伝統を結ぶ橋が見えてきました。「ワンダルマ仏教」の誕生です。パーリ経典、大乗経典を丁寧に読解しながら、ワンダルマ仏教の理論を詳細に解説します。あわせてワンダルマ仏教の実践を行います。(講師・記) ※参考書: 山下良道『青空としてのわたし』(幻冬舎)、『本当の自分とつながる瞑想入門』(河出書房新社)、『光の中のマインドフルネス』(サンガ)、『「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える』(集英社)、藤田一照&山下良道『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、藤田一照 & 永井均 & 山下良道『仏教3.0を哲学する』(春秋社) ●机とイスの学校並びの教室で開講します。
山下 良道:やました・りょうどう 鎌倉一法庵住職・ワンダルマ仏教僧 鎌倉一法庵住職。スダンマチャーラ比丘。1956年東京生まれ。東京外国語大学仏語科卒業後、曹洞宗僧侶となる。1988年アメリカのヴァレー禅堂にて海外布教活動を開始。イタリアを経由して帰国後、京都曹洞禅センター、渓声禅堂で坐禅指導。2001年ミャンマーのパオ森林僧院にてテーラワーダ仏教の比丘になり、パオ瞑想メソッドを終了。2006年スリランカ、ネパールを経由して帰国。それ以降、鎌倉一法庵を拠点として、日本各地とインドで瞑想指導。現在の立ち位置は「ワンダルマ仏教僧」。著書『青空としてのわたし』『本当の自分とつながる瞑想入門』『光の中のマインドフルネス』『「マインドフルネス?禅」であなたの雑念はすっきり消える』。共著に『アップデートする仏教』『仏教3.0を哲学する』。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。