筝曲は八橋検校(1614〜1685)によって創始されましたが、山田検校(1757〜1817)は、能楽や琵琶楽、浄瑠璃など当時の様々な伝統芸能を組み入れて歌唱に重きを置く筝曲を拓きました。八橋の純粋で簡素な筝曲の世界に、艶麗な中にも重厚で深遠な芸術の境地が加えられたのです。これが今日伝えられている山田流筝曲の源です。 初めて筝曲を勉強する方は、「姫松」「桜」などの手ほどきから入り、“弾き歌い”ができるよう習得し、進度によってグループに分かれ山田流の魅力的な曲へと楽しく勉強していきます。多くの音楽芸術に通じる感性、知性が養われるでしょう。 立筝台を利用し、椅子でのお稽古も可能です。 ※谷珠美邦楽研究グループ主宰・谷珠美先生監修の講座です。 ※見学もできます。事前にご予約下さい。
谷 珠美:谷珠美邦楽研究グループ主宰。東京芸術大学大学院修了。同大学元講師。1963〜64年ワシントン州立大学客員講師。1986年文化庁芸術祭賞受賞。
小室 旺士:東京芸術大学大学院修了。在学中、安宅賞、アカンサス音楽賞、宮田亮平奨学金、中能島賞を受賞。令和3年度青山音楽財団奨学生。谷珠美邦楽研究グループ、日本三曲協会、箏曲新潮会、珠の会所属。
美蔦 洋子:東京芸術大学卒業、NHK邦楽技能者育成会卒業、谷珠美邦楽研究グループ、日本三曲協会、珠の会所属
山田流琴爪(初回に講師とご相談下さい) <10F教材コーナーで初日にお求め下さい>「山田流手ほどき教則本」約¥800
※2024年3月までの講座名は「筝曲 山田流」です。 ※欠席のご連絡は10階事務所(03-3344-1946)までお願いします。