ピカソやマチスはやみくもに描いているわけではありません。 平面化することで、写生とは違った空間が表現でき、個性がうまれます。 描写の基礎を必要としない表現方法のため、描写がしっかりできている必要はありません。個人の力量に合わせて、個性にあった表現法を考えていきます。 ベテランには大作を描くための大切な基礎になりますし、物を見ないでイメージを作ることが可能になります。 巨匠が何を考え、物をどう捉えていたのかを意識し、物を見てみると、新しい発見があります。授業の後半ではプロジェクターを使用し、レクチャーします。巨匠の理論を体感することで、写実や描写だけではない自分だけの絵が描け、より作品の魅力がアップしていきます。 画材はアクリル絵具、水彩絵具を使用します。
金森 宰司:新制作協会 1949年生まれ。東京芸術大学大学院油絵専攻修了。現在、新制作協会会員、日本美術家連盟会員。日動画廊、そごう、高島屋などで個展多数。98年熊谷守一大賞展大賞受賞。2000年には「くろいマントのおじさん」でイタリア・ボローニャ児童賞大賞受賞。 かなもりさいじHP http://kanamori2.web.fc2.com
【初回までにご用意ください】トーナルカラーB5・65色(コラージュに使用)、画用紙A4・数枚(スケッチブックでも可)、F6?F8のキャンバスボード、糊(どんな糊でもOK。ジェルメディウムも可)、ハケ(3cm位の幅)、カッター、ぼろ布 【2回目以降】水性系絵具(アクリル系カラー)、マスキングテープ