夜空に赤く輝く火星は、古来から凶星とされ、占星術のテキストにおいても「不和、事故、怒り、攻撃本能」を象徴すると考えられてきましたし、そうした惑星が積極的に発揮されること自体もどこか否定的なイメージを抱かれてきました。 しかし、社会がますます不安定になってきている現代において、個人個人が社会参加を継続しつつ、過度に苦しい我慢を強いられることなく、健全な自己肯定感とともにたくましく生き延びていくためには、火星のエネルギーを上手に引き出し、活用していけるようになることはもはや必要不可欠。男女問わず人生を前向きに切り開いていくための原動力として、火星自体の解釈も見直され拡大されていく必要性が強まっているのではないでしょうか。 特に2024年9月5日から蟹座に入った火星は、いったん11月4日に獅子座に移るものの逆行によって2025年1月にまた蟹座に戻ってから4月18日に再び獅子座に移るまで、かなり長期にわたって蟹座にあることになります。伝統的に蟹座にある火星は「フォール(下降)」と呼ばれ、火星のネガティブな性質が引き出されやすいとされています。 本講座では、そうした状況を見据えつつ、火星の本質、現われ方、活かし方まで、さまざまな事例をもとに改めて概観していく予定です。 窓口受付時間以外に入金された方の受講券は、次の講座の際にお渡しします。(郵送は行いません)
SUGAR:占星術研究家 占星術研究家。10代半ばより占星術を独学、ITベンチャー業界を経て、2009年頃から本格的に占星術家として活動を開始。人間の本質としての魂と実生活を結ぶための“つながり作り”として占星術を位置づけ、「心理占星術」「身体知とコスモロジー」「日本人と星占い」をテーマに、対面鑑定や講師、執筆を行っている。公式サイト http://astro-ragus.com
Zoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です(講師は教室)。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。