江戸時代から現代に至る長い歴史の中で、「落語とは何か」「良い落語とは」「落語家のあり方」「世間と落語の関係」といった共通認識は時代により大きく転換してきている。明治期、ラジオ/テレビの出現、戦後高度成長期、そして2000年代と落語界に起きたパラダイムシフトを踏まえ、特に今回の講座では「2020年からのコロナ禍は落語界をどう変えたか」を、講師が観客側から論じると共に、ゲストの鈴々舎馬るこ師匠には芸人側からリアルな実態を語ってもらいます。(広瀬・記) ・・・・・
広瀬 和生:落語評論家 1960年、埼玉県生まれ。東京大学工学部卒。音楽誌『BURRN!』編集長、落語評論家。レコード会社勤務を経て、1987年に『BURRN!』編集部へ。1993年より同誌編集長を務める。学生時代から寄席通いを続け、ほぼ毎日ナマの高座に接している。近年は、若手落語家の発掘から第一線で活躍する人気落語家まで、落語会のプロデュースを多数手がけて落語ファンから支持を得ている。著書は、『この落語家を聴け!』、『落語評論はなぜ役に立たないのか』、『「落語家」という生き方』、『噺家のはなし』、『談志の十八番』、『噺は生きている』、『21世紀落語史』、『小三治の落語』、『落語の目利き』ほか多数。
鈴々舎 馬るこ:落語家 落語家。2013年NHK新人演芸大賞受賞。2017年真打昇進。2018年国立演芸場「花形演芸大賞」銀賞。BS日テレ「笑点特大号」若手大喜利レギュラー。CRT栃木放送「鈴々舎馬るこの落語生活・篠原宣義の音楽生活」木曜1・3週担当、FUJI ROCK FESTIAL 落語で毎年出演。Arakezuri MV 主演など多彩に活躍。 YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCTKwNqk-taXjY0wPRsfjJjQ
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