鎌倉時代(1185〜1333)の仏像には、作者である仏師の名前を残すものが少なくありません。史料にも仏師があらわれます。この講座では、それらの仏師の事績をたどり、彼らが時代のなかで、どのように生き、どのように人びとの祈りを造形化したのかをみつめます。(講師・記) <各回テーマ 予定> 後期 2024年10月〜2025年3月 第5回 運慶三代目・四代目・五代目 第6回 快慶とその工房 第7回 院派の仏師たち 第8回 隆円と円派仏師 第9回 善円(善慶)の系統と周辺 第10回 鎌倉時代の地方仏師 ※前期は終了しました(2024年5月〜9月) 第1回 序章 日本仏像史と仏師 第2回 康慶工房と運慶 第3回 運慶願経の仏師たち 第4回 運慶の子と肥後定慶
山本 勉:1953年横浜市生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程中退。鎌倉国宝館長、半蔵門ミュージアム館長、東京国立博物館名誉館員、清泉女子大学名誉教授。主著に『日本仏像史講義』、『運慶大全』、『完本 仏像のひみつ』、『鎌倉時代仏師列伝』など。
<参考書籍>「鎌倉時代仏師列伝」(吉川弘文館) ※必携ではありません。ご希望の方は各自お求めください。