2004年ユネスコの世界遺産として「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録され、今年20周年を迎えます。世界遺産は、「熊野三山」「高野山」「吉野・大峯」の3つの霊場と、そこへ続く参詣道から構成され、紀伊半島の広い地域にわたっています。本講座では、その中から熊野三山とそれをつなぐ道について考えていきます。前近代の熊野という地域はどのような場所で、なぜ「日本第一大霊験所」と呼ばれるような信仰を集めたのか、熊野を見ることによって、日本人の信仰の多様性を探っていきます。(講師・記) ★2024年4月期開講。1年12講で学びます。 【年間カリキュラム(予定)】 2024年4〜6月期テーマ 1 熊野の地理と神話 2 熊野の海 3 那智の滝 2024年7〜9月期テーマ 4 熊野三山 5 熊野詣 6 補陀落渡海 2024年10〜12月期テーマ 7 一遍と熊野 8 小栗判官の世界 9 女性と熊野 2025年1〜3月期テーマ 10 那智参詣曼荼羅 11 熊野観心十界曼荼羅 12 熊野信仰の展開
山田 雄司:三重大学国際忍者研究センター副センター長 1967年静岡県生。京都大学文学部卒。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了。博士(学術)。現在、三重大学人文学部教授。専門は日本古代・中世信仰史。著書に『崇徳院怨霊の研究』(思文閣出版)、『怨霊・怪異・伊勢神宮』(思文閣出版)、『忍者の歴史』(KADOKAWA)、論文に「中世熊野の宗教的意義」(藤田達生編『歴史遺産が地方を拓く@』清文堂出版)などがある。
★1年12回で学びます。
★Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。見逃し配信(1週間限定)はマイページにアップします。各自ご確認ください。お問合せはasaculonline001@asahiculture.comで承ります。 ★オンライン特化講座です。教室受講は出来ません。