古代から朝鮮と日本は密接な関係を築いてきました。たとえば、高句麗・百済・新羅・渤海などの古代王朝、渡来人、仏教伝来などのキーワードを思い浮かべる方も多いでしょう。ですが、日本の高校までの歴史の授業では、体系的に朝鮮史を学ぶ機会は少なかったと思います。 本講座では、3つのテーマから朝鮮古代史について学びます。朝鮮史に関する基礎的な知識と、新たな視点を獲得することを目指します。第1回では朝鮮史の始まりを、第2回では誤解されやすい朝鮮と中国の関係史を、第3回では人の移動を、それぞれテーマにとりあげる予定です。(講師・記) 【カリキュラム】 第1回 「朝鮮史」の起点とその領域 第2回 朝鮮と中国の歴代王朝の関係 第3回 朝鮮半島からの人の移動と東アジア
植田 喜兵成智:うえだ・きへいなりちか 1986年東京都生まれ。早稲田大学第一文学東洋史学専修卒業後、同大学大学院文学研究科東洋史学コース修士課程修了、博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。日本学術振興会・特別研究員(DC2)、韓国・ソウル大学校国史学科および同大学校韓国学研究センター奎章閣での留学、学習院大学東洋文化研究所・助教を経て2023年4月より現職。主な著書に『新羅・唐関係と百済・高句麗―古代東アジア国際関係の変化と再編』(山川出版社、2022年)、『韓国学ハンマダン』(岩波書店、2022年、共著)。
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