短歌のリズムに惹かれ、いつか作ってみたいと思いつつ一歩が踏み出せない人は多いようです。歌を作るということは、流れゆく時間の中に棹さし、立ち止まって自己を見つめ直すことです。一回目の講座では、さまざまな短歌作品をご紹介し、その読み方やおもしろさを知っていただきたいと思います。 そして、すぐれた作品を手本に、歌を作ってみましょう。歌会ではお一人ずつ批評し、必要があれば添削もします。歌をとおして、胸の中に眠っているものを掘り起こしてみましょう。歌は今の「私」と向き合うのに絶好のものです。ちょっとした工夫が自分を変えることになります。これまでの風景が変わって見え、少しずつ変化する自分に気づかれるでしょう。ぜひ、短歌を詠むたのしさと喜びを味わってください。はじめるのに遅いということはありません。(講師記) *毎回、自由題で2首ずつご提出いただき、講評しながら授業をすすめます。
草田 照子:「かりん」選者・歌人 長野県生まれ。81年、馬場あき子に師事、「かりん」入会。編集委員を経て、現在選者。歌集『飛べないキーウィ』『天の魚』『花火と飛行船』『父の贈り物』『聖なる時間』、『旅のかばん』、著書『うたの信濃』など。朝日カルチャーセンターでは「はじめての短歌」教室講師。
講座当日に、教室で2首ご提出ください。
作品集制作の都合上、今期より教材費を改定させていただきます(904円→990円)。何卒ご了承ください。 【新規の方へ】 講座当日、2首の作品を受付へお持ちください。その2首を、講座で講評します。その後の提出に関する詳細は、窓口でお渡しする「「はじめての短歌」 作品提出について」のプリントをご参照ください。